今年の2月、NewYorkで知り合った
『Lynn Schwab(リン・シュワッブ)』が来日し、
日本のタップダンサーの代表的存在である、
『みすみ”Smilie” ゆきこ』さんのスタジオ:
【ARTN TAPDANCE STUDIO】 で、
WS(ワークショップ)を行うと言うので、
レッスンを受けに行ってきた。
家を早く出たので、
レッスン開始1時間前の10時に着いてしまった。
まだSTUDIOの鍵が開いておらず、
自販機でアクエリアスのペットボトルを買って飲んだりしていた。
そのうちスタッフの方が入り口のドアを開けてくれたので、
バイクの停める許可をもらい、確認を取りつつバイクを停め、
STUDIOの中へ。
一番乗りだ。
タップシューズをクレンザーで洗ってくれと言われた。
HPを読んでいたので、わかってはいたが、
随分と神経質なんだな。と思いながら、
別に拒否する事でもないので、素直に従い、
あとは時間までストレッチ。
20分前ぐらいになると、ぞろぞろと生徒さんが来はじめた。
そしてLynnも登場。
軽く挨拶をして、あとはザワザワ・・・・・と時間まで過ごす。
時間になると、みすみ”Smilie”ゆきこさんより
Lynnの紹介があって、すぐにレッスン開始。
初っ端から縦横無尽に動き回るEXECISEは相変わらずで、
15~20分ぐらい動きっぱなしで、NYを思い出した。
その他、感想:(チョット辛口で書いてみる)
まず、Lynnに関してだが、
久しぶりに逢えて、それはそれでよかったのだが、
初めての来日だというせいか、
若干興奮気味だったように見えた。
具体的に言うと、やけに愛想がよすぎたりとか、
極端に恥ずかしそうに照れてみたいとか、
どこか心ここにあらずで浮ついているように「みえた」。
まあ、もともと陽気な人なので、
長旅の疲れを外に出すまいと、
空元気で盛り上げていたとも考えられるが。
レッスンの内容も、
こちら(生徒のほう)を向いてやったり、
むこう(鏡のほう)を向いてやったりするので、
右脚なのか左脚なのかが明確ではなく、
左脚でやってる人もいれば右脚でやってる人もいるという状態。
Lynnのあとに続いて反復する場合も、
「間」があきすぎて、どこから入ったらいいのかわかりづらく、
人によってタイミングがバラバラだった。
つまり、Lynnってこんなだったっけな??ってことだ。
勿論、
持ち前のPOWERとENERGYは相変わらず健在で、
尚且つ、カウントの取り方や、手拍子の入れ方などは絶妙で、
とてもじゃないが真似できないほど。
その点はいつ見ても驚かされる。
ただ、上記などの場合、NewYorkでのレッスンであれば、
Lynnは、厳しく注意をし、
どちらの脚からなのかを明確にするだろうし、
正しいタイミングで入る事をもっと強調しているはず。
まあ無理もないかもしれない。
初めて訪れた国で、
来た次の日からレッスンがあり、
LAやNYなどの人種の坩堝とは全く違う、
単一民族国家で、言葉も全くわからないのだから、
内心はそうとう戸惑っているのではないかと思う。
それに、
約30人程の生徒が、
少し動くとぶつかりそうなくらいの間隔で動いている。
という状況は、細かく指示を出しても、
できる人できない人の差があるだろうし、
そう簡単に指示が出せないのかもしれない。
時間枠の設定も、NYでは1時間半なのに対して、
このWSでは1レッスン1時間15分。
たった15分ではあるが、この15分というのはけっこうでかいと思う。
流れを止めて説明するだけの時間の余裕はないのかもしれない。
まあ、俺にとっては、ある意味新鮮であった事は確か。
クラスは11:00~12:15 初級
12:40~13:55 中級
と言う事だったが、
俺としては、あとの中級の方がわかりやすかった。
ただ、どちらにしても、
30人分の音が乱雑に広がるので、
正しい音が確認できず、
ステップ自体はあまり気持ちよく踏めなかった。
かな。
どうやら俺は、こういったWS(ワークショップ)には向かないようだ。
明日もう一回あるが、どうなるかな~。
P.S.:
レッスン開始時にみすみ”Smilie”ゆきこさんがこちらに寄ってきて、
夜9時から懇親会(歓迎会?)のような感じの飲み会(?)があるんで、
よかったら行きませんか?と言われた。
そういうことは前もって言ってくれないと^^;
当日言われてもって感じだったな。
バイクで来てて雨降りそうだったし、
時間もレッスン終わってから6時間も間あるし、
どうしろっていうのかチョット困った。
結局行けそうだったらと連絡先は聞いて帰ってきたけど、
行けないわな~^^;
追記:
誤解のないように言っておくが、
俺は決してこのWSを否定しているわけではない。
「みすみ”Smilie"ゆきこ」さんのような、
インターナショナルに活躍している人がいなければ、
NYで教えている先生を日本に呼んでWSをするなどという事はできないだろうし、
TAP DANCEというものを世間に広める事に、
それはそれは貢献しているのは紛れもない事実なわけで、
俺なんかが逆立ちしたって、できっこないんだから、
ただ、俺には向かない。ってこと。
なんかやっててつまんないんだよね。
1回やって飽きた。
初級が終わっても帰ったのは1/5程度。
あとはそのまま中級受講。(まあおれもそうなんだが。)
中級から参加の人が数名。
で、中級が終わってもほとんど誰も帰らない。
「え?終わったんじゃないの???」
なんだかみんなでカチャカチャカチャカチャ
おさらいだと思うけど確認し合ってる。
学校でテストの点数見せ合いっこしてるみたいな感じ。
あなたここできた?とか・・・
でもさ、
「それ、覚えてどうすんの?」って思っちゃうんだよね。俺。
会社の「かくし芸大会」で、それやるの?違うよね。きっと。
1時間15分しっかり見てれば頭に入ってるはず。
できない振りはあるけど、ステップ自体はわかってるはず。
今ここでやらなくても。。。。って思う。
肝心なのはさ、
ステップをそっくりそのまま丸暗記する事じゃないと思うんだよね。
そういった
フレーズが「ある」ってことを「認識する。」
ことが大事なんだと思うんだな~。
だから組み合わせは無限で、時にはそれが前後する場合もあるし、
間に何かが入る場合もある。
そういう可能性を考えながら、
一つ一つのステップを、なんとなく頭に入れておけば、
それでOKなんじゃないのかな~。
あ~やっぱ否定的なこと書いちゃうな。
もうよそう・・・きりがない。
そうか。
今気づいたけど、
ひょっとしたらみんなLynnのクラスのあとも、
続けてレッスン受ける予定だったのか。
だとしたら残ってても当然だし、
それなら確認だろうとなんだろうとやるのはいいことかも。
それに、俺にとっては6時間後の歓迎会でも、
STUDIOにとってはWSが終わる時間にならなきゃ、
そういうことはできないわけだから、
これもしかたないといえばしかたないのか。。。
今、みすみ”Smilie”ゆきこさんのブログを観てみた。
やはり、Lynnは時差ぼけぎみのようだ。
NYーTokyo 間は結構な距離あるんだよな~
初来日だからチョット気になってたんだよね。
あの距離と時間を旅したあと、次の日レッスンじゃな。
何度も行き来して慣れればどうってことないんだけど、
初めてだと厳しいかもね。